チューナーとはギターの絃の音程を合わせる道具です。
これがないと正しい音程で弾くことができないのでギターやベースを始めたばかりの人には必須アイテム。
さて、そんなチューナーですが、いろんな種類がありますよね?
まず迷うのがどのメーカーがいいのか?どんなタイプがいいのか?というところ。
ということで今回はそれぞれ用途別におすすめチューナーを厳選してみました。
目次
チューナーの使い方
例えばギターなら1弦~6弦まであり、開放弦(指で押さえない)で弾いた時の音程を合わせるものです。
チューナーに表示される「E」や「A」などはドレミファソラシを英語表記したものとなります。
つまり
「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」
「C・D・E・F ・G・A・B」
開放弦で弾いたとき、決まった音程になっているかを確かめるのにこの表記は覚えておきましょう♪
ギターやベースを開放弦で弾いたら以下のように決まった音程で並んでいます。
■ギターを開放弦で弾いた場合
E(6弦)・A(5弦)・D(4弦)・G(3弦)・B(2弦)・E(1弦)
■ベースを開放弦で弾いた場合
E(4弦)・A(3弦)・D(2弦)・G(1弦)
あとはチューナーに表示されるメーターや英数字が一致するように照らし合わせて音程を調整していくだけです。
チューナーの性能
オートチューナー
ギターを鳴らしただけで、どの弦が鳴っているのか判断しチューニングしてくれる便利なものです。
値段も安くギターやベース初心者セットでも付属してくることが多い。
注意点は決まった音しか合わせられないオートチューナーの場合はダウンチューニングができません。購入の際は気をつけないといけませんね。
ハーフステップダウンチューニングは全弦半音下げでチューニングします。
ホールステップダウンチューニングは全弦一音下げでチューニングします。
シャープ、フラットが5個以上の調の曲で使用されることが多い。
クロマチックチューナー
オートチューナーの上位タイプになります。オートでどの弦が鳴っているのか判断し、尚且ついろんな楽器のチューニングができる優れもの。
価格はオートチューナーより少し高い。
チューナーの選び方
チューナーには大きくわけて3つの調整方法があります。
・マイクで「音」を拾って調整するチューナー(スマホアプリでも調整できる)
・弦を弾いた時の「振動」で調整するクリップ式チューナー(ヘッドに取り付けて調整できる)
・シールドを経由して「直」で調整するペダル式チューナー(ライブなど雑音がある場所でも調整できる)
この中でおすすめするのが「クリップ式チューナー」
クリップ式チューナーは手軽に入手できる低価格で、尚且つ振動で音程を読み取るため雑音があっても使用できる点は非常に便利です。※あまりに雑音が大きすぎるとチューニングできない場合もある。
ちなみにマイクで音を拾うチューナー(スマホアプリなど)は雑音があるところでは使用できません。またシールドを経由するペダル式チューナーは雑音があっても問題ありませんが手間がかかるというデメリットがある。
ただ自宅や練習スタジオではクリップ式チューナーで、大きな雑音が予想されるライブ時ではペダル式チューナーと使い分けるのもありかと♪
クリップ式チューナーのメリット・デメリット
取り付けが簡単で手軽に持ち運びができるクリップ式チューナーは低価格で入手しやすく非常に使い勝手がいいのですがメリット・デメリットもあります。
以下のメリット・デメリットに一度目を通しておいてください。
・持ち運びやすい。
・低価格で入手できる。
・雑音があってもいい。
・プラスチック製なので落とすと壊れる恐れがある。
・ヘッドの取り付けポイントによって検出しにくい場所がある。
・あまりにも雑音が大きい場所では、自分の楽器に振動が伝わってしまう可能性がある。
デメリットを見る限り注意したいのはライブ時でしょう。ある程度の雑音は問題ないとしても、ベースやドラムの振動が混ざると上手くチューニング出来ない可能性があります。
次におすすめのクリップ式チューナーとペダル式チューナーをご紹介していきます。
人気のおすすめギター・ベースチューナー全5選
・クリップ式チューナー
・ペダル式チューナー
・かわいいチューナー
以上の3タイプを紹介します。
おすすめクリップ式チューナー
まずは比較的低価格で使い勝手もいいおすすめのクリップ式チューナーを見ていきましょう♪
KORG pitchclip PC-1
fa-thumbs-o-up抑えておきたいポイント!!
低価格でシンプル設計、初心者向けの定番チューナーと言えばKORGのpitchclip。コストパフォーマンスは非常に良好。
KORG製はプロミュージシャンからも評価が高く安心して使用できる点と操作が簡単で初心者にも扱いやすいということからピックアップ。
メーター表示部は最大120度まで角度調整が可能で、LEDを採用しているため暗闇でもハッキリ見えます。
電池寿命は約17時間でオートパワーオフ機能も搭載し消し忘れによる電池消耗を防ぐことができる。
クリップ式チューナーは落としやすく壊れやすいのが特徴ですが、この価格なら何かあっても大きな出費にはならないでしょう。
tc electronic polytune clip
fa-thumbs-o-up抑えておきたいポイント!!
このチューナーのすごいところは、6本の弦をまとめて鳴らすことで、すべての弦を一斉にチューニングしてくれる「ポリフォニックチューニング」という機能を搭載し、素早い高精度なチューニングを可能としています。
1本1本チューニングのズレを確認する手間が省ける上に、1本弦を弾けば「クロマチックチューニング」に自動切り替えしてくれるのも評価ポイント。
さらに小さい本体で反応速度も早くクリップ部はステンレス製を使用。よっぽどのことがない限り破損することはないでしょう。
ただ角度が少し見にくい点と、クリップ部が金属製のため雑に扱うとギターヘッドを傷つける恐れがあるので注意が必要です。
それでも1000円程度のチューナーと比べると精度と性能の違いは明らか。
人気のペダル式チューナー
次に雑音を気にせずライブでも正確にチューニングできるシールドに接続するタイプを見ていきましょう♪
KORG DT-10
fa-thumbs-o-up抑えておきたいポイント!!
定番KORGの頑丈でメタリックなボディーが人気のDT-10。こちらはクロマチックモードのみのシンプルなペダル式チューナーとなります。
フラットチューニングは最大7フラットまで可能。
表示はLEDを使用し、暗闇はもちろん明るい場所でも見やすくなっています。
外見にこだわるのもあり。ただシンプルにチューニングだけしたいという方にはちょうどいいかと♪
tc electronic PolyTune 3
fa-thumbs-o-up抑えておきたいポイント!!
人気チューナーPolyTuneの新バージョン。
チューニングモードは3種類。
・6弦を一斉にチューニングできる「ポリフォニックチューニング」※ベースでも可能
・反応速度のある「クロマチックチューニング」
・超高精度チューニング+/-0.02セントを可能にしたストロボチューニング
どこの弦がズレているか瞬時に判断してくれるポリフォニックチューニングは6弦を一斉に弾くことで1本1本の確認が不要。ライブ時など素早いチューニングが必要な時に有効でしょう。
しかもポリフォニックチューニングとクロマチックチューニングは入力が単音か和音かを自動で判断しチューニング方式を切り替えてくれるので限りなく手間が省けます。
また前々作よりLEDが大きくなり見やすさが向上、明るさは周囲の環境に自動調整してくるので暗闇や明るすぎる場所でも確認しやすくなりました。
女性大人気!かわいいチューナー
こちらは番外編ですが女性ギター・ベーシストには人気が高いチューナーです♪
KORG CLIP-ON TUNER ハローキティバージョン AW-2KW
fa-thumbs-o-up抑えておきたいポイント!!
KORGの「AW-2/2G」と「ハローキティ」のコラボレーションチューナー。
かわいくてキュートなデザインは女性人気が高く、日々の練習をキティちゃんが見守ってくれます♪
さて、性能を見ていくと、ディスプレイ部とクリップ部をつなぐジョイント部が上下左右可動範囲が広く、自由度があります。
バックライトがあるので暗い場所での使用も問題ありません。ちなみに消灯モード、ソフトモード、オートモードと3つの点灯モードがあり、不要な電池消耗を防いでくれる。
チューナー機能とかわいいデザイン両方を兼ね揃えた面白いチューナーですね♪
KORGの「AW-2/2G」と「ハローキティ」の可愛いコラボレーションチューナー。ギターのヘッドに取り付けたらキティちゃんが見守ってくれる!
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ギター・ベースチューナー早見表~まとめ
この記事で紹介した商品をまとめます。
タイプ | 商品名 |
クリップ式 | |
ペダル式 | |
特別コラボ | KORG CLIP-ON TUNER ハローキティバージョン AW-2KW |
クリップ式チューナーは弦の振動で音程を読み取るのである程度の雑音があっても問題なく使用できますが、ベースやドラムなど振動する楽器が鳴っているとうまくチューニングできない場合があるのでお気を付けください。
ペダル式チューナーはシールドで直につなぐので、どんな雑音があっても問題なく使用できますが、いちいち繋がないといけないのは面倒。
ので、自宅や練習スタジオではクリップ式、ライブやあまりにも大きな雑音がある場所ではペダル式と使い分けるようにするといいでしょう♪