あの有名アーティスト「ゆず」も使用しているカズーという楽器。
ブーッブーという変わった音色が特徴的ですね。
さて、そんなカズーですが、あまり有名でない楽器のため情報サイトも少なく使い方がわからなかったり、上手に吹くコツがわからないという方も多いのではないでしょうか?いや、そもそもカズーという楽器を知らない人の方が多いですね。※YouTubeでは演奏動画はあるものの使い方までは説明されていないのが多い。
っで、こちらの記事ではカズーの上手な吹き方、聴かせ方、さらに私も愛用しているおすすめのカズーをご紹介していきたいと思います。
目次
カズーとは?
もともとはアフリカの楽器で膜鳴楽器の一種。バズーカとも言われています。
金属製のものからプラスチック製のものがあって形は似たり寄ったり。入手も簡単です。
上の画像はプラスチック製のものになります。
音のなる仕組み
ちょうど真ん中あたりの丸くなってる部分にポリプロピレンフィルムが張ってあり、息を吹きかけると共鳴、振動で「ブッブー」という音が鳴ります。
カズーの吹き方
吹き方はとても簡単。初心者でもとりあえず音は鳴ります。
口が大きくなってる方から息を吹きかけるわけですが、ただ息を吹きかけるだけではフィルムは振動しないので、鼻歌を歌ってみましょう。
すると、フィルムが自分の声に振動して音がなります。あとは自分の発生で音程をつけて演奏する、というのがカズーの吹き方です。
「鼻歌が楽器になる」ということですね。
発音方法
先ほどは鼻歌と書きましたが、「ふ~んふ~ん」という鼻歌じゃなくてもいいんです。
例えば「トゥットゥー」と吹いてみると音にアクセントが付いてメリハリが生まれます。
また「う~う~~」と流れように演奏してみたり。
これといった決まりはないので、いろいろ試してみて、自分の吹きやすい発音を探してみてください。
自分の声にしか聴こえない?
吹いてみるとわかると思いますが、意外に「自分の声じゃん」恥ずかしい…と思うかもしれませんが、気にしなくても大丈夫です。
自分の耳に聴こえてくる声と他人に聴こえる音は違い、しっかりと演奏してるように聴こえるはずです。誰かに吹いてもらって実際にどう聴こえているのか確認してみるのもいいでしょう!
カズーの上手な吹き方
誰が吹いても音がでて、簡単に始められる楽器ですが、上手い下手は別れます。演奏するからには上手になりたいと思うものですよね。そこで次は「カズーの上手な吹き方」を見ていきましょう。
カズーを上手に聴かせるポイント
重要度5
・音程を合わせる
・リズムを合わせる
音程と、リズムが最も重要になります。カズーの音色はある程度ごまかし効きますが、ばっちり抑えておかないと、ただうるさいだけの楽器になってしまいます。
コツはリズムをしっかりとることで、その上に音程をのせる感じ。リズムが合うと自然と音程はのってきますが、音程が絶望的な方は音程をとる練習も必要になってくるでしょう。
重要度4
・ビブラートをかける
音程、リズムがとれるようになったらビブラートをかけてみましょう。単音で吹くと、なんか寂しい…もう少し聴かせられるようになりたい!というときはビブラートをかけると音が滑らかになりとても聴き取りやすい演奏になります。
慣れないと難しいかもしれませんが最近のカラオケでは採点ゲームにビブラートを検出してくれる機能がありますので、練習には最適です。
おすすめは演歌。ビブラートが多様に使われますし、曲調も遅いので練習しやすいです。
重要度3
・ところどころアクセントをつける
たとえば低音から高音になるときや、フレーズの冒頭の音など、はっきりと聴かせたいところはアクセントをつけて強調すると演奏にメリハリがついてダラダラとした演奏にならなくなります。
カズーは裏声で演奏すると綺麗に聴こえて音域も上がる(男性の場合)
カズーの音色は思いのほか汚いという。ピアノやギターのように聴き心地がいいとは言えません。
元が悪いので仕方ありませんが、少しでも綺麗な方がいいですよね。
っでその方法というのが「裏声をつかって吹く」こと。
人間の耳というのは聞き取りやすい周波数があることはご存じでしょうか?
男性の声と女性の声、カラオケではどちらが上手に聴こえますか?恐らく女性の方が上手というのが多数派ではないでしょうか。男性で下手な人は多いけど女性で下手な人はあまりいない。というのはよく聞きます。
男女の声帯の違いもありますが、女性の声は高音で聴き取りやすいということです。
私もカズー購入当時、その音色に絶望感を持ちましたが、裏声ならどうだ!ということで、裏声で吹いてみたところこれが、綺麗に聴こえるではないか。地声よりマシ程度ですが。
しかし裏声で出せる音域は小さく一曲裏声を使い続けるのは厳しいです。
なので「裏声」と「地声」を使い分けると音域はグンと広がります。
「Aメロは地声」、「サビは裏声」という具合にキーを合わせると男性でも女性キーに合わせることができます。
裏声でもカズーなら違和感はない(男性の場合)
女性は地声と裏声の区別がつきにくく、反対に男性は地声と裏声の区別はハッキリしている。故にすぐ裏声だとバレます。
いや、バレてもいいんですけど、ロマンを求める男性は裏声を「逃げ」と思う方も少なくないはず。
しかし、カズーなら裏声をつかっていることはほとんどわかりません。男性でも少し頑張れば女性の曲を演奏することが可能ということ。
自分の声を楽器として演奏するには、どうしても音域に限界は出てきます。しかし裏声を使うことで整った綺麗な音を出しつつ音域も広げられるなら使うに越したことはありませんよね。
当サイトがおすすめするカズー
アメリカンカズー
私が愛用してるのは「アメリカンカズー「KG-60」ブリキ製カズー」です。
このようにサブマリン型という潜水艦タイプのもの。
高価なものでもなく、ふらっと楽器店に立ち寄ったとき1000円ぐらいで購入したものです。
アメリカンカズーの音色は?
プラスチック製のカズーと比べると、気持ちズッシリくるような感じです。吹いた時の音量も少し大きいか?というぐらい(実際に音量調査はしていません)。プラスチック製が「ぶーぶー」なら金属製は「ぶぉーぶぉー」ですかね。表現が伝わらなければごめんなさい(笑)
ただ基本的に音色が大幅に変わることはありません。金属製の方が「なんか見た目高級そう」ぐらいの差です。何を選ぶにしても結局は練習次第でしょう。上手な人が吹けば立派な楽器になりますし、下手な人が吹けば耳触りだと感じることもあります。※カラオケで音程が取れる人はだいたい最初から上手。
これも欲しい!と思った面白カズー
トランペットカズー
トランペットタイプのカズー。息の通り道はラッパ状に広がり外へ出ていく感じです。
ボタンはフェイクで雰囲気を味わおうといったところでしょうか。ですから基本的に吹き方は普通のカズーと同じです。
地味なカズーよりこっちのほうがインパクト強(笑)宴会や子供のおもちゃ、その他ネタ楽器としても使えそうですね。
トローンボーンカズー
トランペットがあればトローンボーンも。こちらも吹き方は普通のカズーと同じです。
トローンボーンの伸びる部分はやはりフェイク(笑)
雰囲気は味わえますが音色は本物とは別物なのでご了承ください。
みんなでカズーを楽しむなら?
プラスチック製カズー
パーティーやお子様へのプレゼントにも使えるカズー詰め合わせ。
とにかく吹いてみたい、楽しめたらそれでいい人におすすめ♪
簡単なので初めての人でも、音感あるもの同士なら即興セッションも可能♪みんなでワイワイカズーを楽しめます♪
カズーがほしいと思った動画
実際カズーの音色ってどうなの?ということで、ここでは私が「カズーほしい!」と思った動画を紹介させていただきます。誰でも演奏できる楽器でも、上手な方が吹くと立派な楽器になります。
プラスチック製カズーの演奏動画
プラスチック製のカズーを使用しているようです。おそらくJim Dunlop(ジムダンロップ)カズーかと。
とても聴きやすく安定した演奏だったので参考にさせて頂きました。
金属製カズーの演奏動画
こちらは金属製カズーとギターを組み合わせた演奏です。初っ端からズシンっとくるダイナミックな演奏でギターとの相性も抜群。また演奏者のレベルが高いのでとても参考になります。
演奏者のレベルが高くなればなるほど「カズーは立派な楽器になる」ということですね。
カズーも極めてくると本当のトランペットのように聴こえませんか?
こちらは普通のカズーとは違い、海外の商品だと思います。
カズー早見表~まとめ
ジャンル | 商品名 |
おすすめカズー | |
KC カズー ゴールド KZ-50 |
|
面白カズー | |
みんなでカズー |
カズーは誰でも簡単に吹ける楽器です。簡単に吹けるだけに、極めるのは難しいような気がします。ピアノやギターのように押さえたら絶対にその音が出るものではなく、完全に自分の音感頼りになります。
ただ、音感さえ鍛えてしまえばどんな曲でも演奏できるようになるというのはカズー最大のいいところですね!
即興音楽や、仲間とセッションするのも面白いかもしれません♪