本記事で紹介するのは「カラオケJOYSOUND for Nintendo Switch」という自宅でカラオケが楽しめる「任天堂スイッチとJOYSOUND」がコラボしたカラオケゲーム。
カラオケボックスにいかなくても自宅でカラオケが楽しめる時代となり、しかも高クオリティーでネット環境があれば全国採点もできる優れもの。
家族や友達と楽しんだり、一人で練習したりと、自宅ならルーム代もかからずやりたい放題できます。
さて、そんな便利で快適な自宅カラオケですが最大の欠点は「近所迷惑になるから大きな声で歌えない」ところ。防音設備が整った自宅環境であれば問題ありませんが、マンションや密接する住宅街では防音設備がないと騒音問題になり兼ねません。話声程度で歌うのであれば別ですが、カラオケは思いっきり歌ってなんぼでしょう。
そこで登場するのが「防音マイクカバー」
部屋を防音にするのでなく「声を制御してしまおう」という発想で開発された自宅カラオケ便利グッズです。
っで、気になるのは「本当に防音効果あるの?」「歌い心地ちは?」ですよね。公式ページの情報だけでは信用できない…という方のために本記事では「実際に歌ってみた結果」をお伝えしたいと思います。
他にも「必要なもの/接続方法/利用方法」も同時に解説していくので本記事1ページに丸々まとめさせて頂きます。
目次
必要なもの
「カラオケJOYSOUND for Nintendo Switch」で自宅カラオケするために必要な物は以下の7点。
② スイッチ本体
③ ニンテンドーアカウント
④ クレジットカードorプリペイドカードorPayPal
⑤ 専用マイク(無線or有線)
⑥ 専用防音マイクカバー※1
※1 有無は自由。
残りの5点は必須です。これがないと自宅でカラオケできないので必ず用意しましょう。
必要なもの①~⑦解説
必要なもの7点が具体的にどのようなものかを簡単に解説していきます。
既にわかる項目は飛ばしてください。
①ネット環境
説明の必要はないかと思いますが一応。
ネット代の平均月額相場は
・戸建て「約5000円前後」
・マンション「約4000円前後」
自宅にネット環境がなければカラオケはできません。
っで、ネットとスイッチ本体を接続させるには自宅に「Wi-Fi環境」も必要です。そのWi-Fi環境を作るには「Wi-Fiルーター」が必要になります。
Wi-Fiルーターは1万円以内で手軽に入手できますし、スマホを繋げば通信し放題なので一石二鳥です。もし自宅に導入してなければこの機会に導入するのもいいかと。※回線によってはルーターがレンタルの場合もあるので注意。
※アマゾン売れ筋ランキングは1時間ごとに更新されています。
②スイッチ本体
はい、これもないと話になりません。スイッチ本体の価格相場はどこも同じぐらいで、お得に購入するなら「ポイント還元」を上手く利用しましょう。
例えば通常1%還元のところ期間限定で2倍、3倍を狙ったり。浮いたポイントで専用マイクを安く買うこともできます。私はそうしました。
③ニンテンドーアカウント
スイッチ本体を購入したら真っ先にニンテンドーアカウントを取得しましょう。ソフトをダウンロードしたり、YouTubeをテレビで見たりなど、様々なコンテンツが使えるようになります。
アカウントは簡単に取得できますし、Facebook/Google/Twitterアカウントから簡単にログインすることもできます。
次に、アカウントが取得できたら「カラオケJOYSOUND for Nintendo Switch」をダウンロードします。
どちらも無料で取得可能。
④クレジットカードorプリペイドカードorPayPal
スイッチとジョイカラを利用するには「期間券」が必要で、これがないとカラオケできません。
っで、この期間券を購入するための決済方法が以下の3つ
・プリペイドカード(コンビニで購入できる)
・クレジットカード
・PayPal
以上、その他の決済方法はありません。
おすすめは「プリペイドカード」か「クレジットカード」で、使い過ぎを防止するならプリペイドカード、毎回入力するのが面倒な方はクレジットカードを選んでください。クレジットカードは一度登録しておけば次回から簡単に購入することができます。
※期間券購入方法については「利用方法」で詳しく説明します。
⑤専用マイク(無線or有線)
マイクは「無線タイプ」と「有線タイプ」があり、コードがあるかないかと値段が少し違うだけです。(有線タイプの方が安い)
無線タイプはマイク本体に単3電池が2本必要になりますが、邪魔なコードはない方が歌いやすいということで私はこのタイプにしました。※接続方法は「接続方法」で詳しく説明します。
また、マイクは必ず「ニンテンドースイッチ対応」のものを使用しましょう。対応でないマイクではノイズが入ったり採点できないことがあります。
⑥専用防音マイクカバー
本記事の肝アイテムです。私はマンション住まいなのでこれがないと歌えません。ですが自宅の環境次第では別にあってもなくてもどちらでも構いません。
また、防音マイクカバーといっても100%防音してくれるわけではなく「歌声が話し声」になる程度と思っていてください。っといってもこの違いは大きい。
実際どれほど効果あるのか?騒音値であるデシベルを使った参考になる動画を紹介します。こちらの動画では「84.9dB→64.5dB」と大幅に下がっているのがわかります。
防音カバーをつけた時の「64.5dB」がどれほどか?を見てみましょう。以下の表はデシベルに対する目安です。
目安 | 騒音値(dB) | 同じ騒音値(具体例) |
かなりうるさい | 100dB | ・電車が通るガード下 ・液圧プレス(1m) |
90dB | ・犬の鳴き声(5m) ・ブルドーザー(5m) |
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80dB | ・地下鉄の車内 ・ピアノ(1m) |
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うるさい | 70dB | ・セミの鳴き声(2m) ・やかん沸騰音(1m) |
60dB | ・普通の会話 ・洗濯機(1m) |
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普通 | 50dB | ・家庭用クーラー(室外機) ・換気扇(1m) |
40dB | ・市内の深夜 ・図書館 |
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静か | 30dB | ・ささやき声 ・郊外の深夜 |
20dB | ・ささやき ・木の葉のふれあう音 |
防音カバー非装着時の84.9dBは「地下鉄の車内」「ピアノ」とうるさくて我慢できない値となります。
一方、防音カバー装着時の64.5dBは「普通の会話」「洗濯機」まで下がります。
騒音問題にならないよう防音カバーが必要か否かは自宅環境を考慮しましょう。
⑦ヘッドホン
騒音対策するなら防音マイクカバー同様ヘッドホンも用意しましょう。※イヤホンでも可。
聴こえ方は「ヘッドホンやイヤホン次第」でかなり変わります。例えば低音が得意なヘッドホンもあれば、クリアで透き通るようなヘッドホンと様々で、一律ではありません。ちなみに私も手持ちのヘッドホンやイヤホンで聴き比べしてみましたが、ボーカルが強く聞こえたり、こもったりと様々でした。
聴きやすいか聴きにくいか、違和感があるかないかは人それぞれなので自分に合ったヘッドホンを探してみましょう。
おすすめは私も愛用するフラット(そのまま)な音を再現してくれるオーディオテクニクカの「ATH-M20x」です。5000円ちょっとで購入できます。
接続方法
必要なものを揃えたら接続してみましょう。っとはいっても難しいことはありません。「えっ?終わり」ぐらいです。
・専用マイク(無線)
・専用防音マイクカバー
・USBレシーバー
・カバーアタッチメント
・スイッチ本体
本体サイドにUSBレシーバーを差し込みます。「マイク2本まで使用可能」です。
「アタッチメントをマイク下から通す」→「アタッチメントはマイクのスイッチ部より上に装着させる」→「上からカバーを被せる」
完成するとこんな感じ
利用方法
必要なものを揃え、マイクが接続できたら次はゲーム内の利用方法をあれこれ解説しておきます。
期間券について
期間券はライフスタイルに合わせて「期間別に購入」することができます。
3時間 | 24時間 | 30日 | 90日 | 90日 (自動) |
300円 | 500円 | 1400円 | 2800円 | 2800円 |
期間券購入方法
ゲーム内の期間券ボタンから購入できます。※わざわざ説明してくれるので簡単。
またあらかじめアカウントに入金しておけばスムーズに購入が可能です。
「スイッチ本体を起動」→「メニューのeショップを起動」→「自分のアカウントをクリック(キャラクターのアイコン)」→「アカウント情報」→「残高追加」と進むと追加できる。
あらかじめアカウントに残高を追加させておけば期間券以外にもいろんなゲームソフトをスムーズに購入することができます。
ゲーム内で出来ること
ほとんどカラオケボックスと変わりなく、ほしい機能は一通り備わっているかと。
中でも主要なものをいくつかピックアップしてみます。
「キョクナビアプリ」でスマホをリモコン代わりに
ゲーム内ではスイッチ本体のリモコンも使えますがスマホリモコンの方が圧倒的に使いやすいです。
例えば、歌う曲に悩んだ時、ジャンル、ランキング、年代別などから歌いたい曲を探したり、キーワード検索も手慣れたスマホの方がスムーズに打ちこめるのでストレスなく選曲できます。
また「キー/テンポ/ミュージック音量/マイク音量/エコーレベル」など歌いながら細かく調整することもできるので便利です。(スイッチのリモコンでも操作可能)
ゲーム内で「全画面モード」から「多機能モード」に切り替える。
スマホのアプリをダウンロードしたら「リモコン」をクリックし案内に従いテレビ画面のQRコードを読み取ります。※QRコードは画面左上
全国採点/分析採点ができる
カラオケと言えば採点ゲーム。自分の歌声がどれぐらいのレベルか?を採点してくれます。
・音程(MAX40点)
・安定感(MAX30点)
・抑揚(MAX15点)
・ロングトーン(MAX10点)
・テクニック(MAX5点)
・こぶし
・しゃくり
・ビブラート
・ビブラートタイプ
・リズム
お気に入り曲/お気に入り歌手が登録できる
お気に入り曲やお気に入りの歌手を登録しておけば、いちいち検索する必要はありませんし、すぐ選曲することができます。
気に入ったものはどんどんお気に入り登録していきましょう♪ちなみに「200件」登録可能。
防音カバーで歌ってみた結果
実際歌ってみて感じた感想と注意点をお伝えします。
あくまで個人的な意見で、感じ方や歌う環境によって異なる場合もあるのでご参考程度に。
防音効果の結果
防音評価(4) |
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完全防音でなく「話声程度になる」ということは承知済みでしたが「どれほどの声量で?」という部分がずっと気になっていました。声量ある人は無理なんじゃ…?っと
検証してみた結果は「サビの盛り上がる部分(最も声量使うところで)で、少し大きめな話声」まで防音。例えるなら冬布団にくるまった状態で大声出すような感じ。
その部屋にいるものは少々うるさいかもしれませんが、壁を越えてお隣さんに聴こえるほどではないかと。
ちなみにカバーをした時と、しなかった時を比較してみましたが、一目瞭然ほどの効果はありましたが、完全防音でないということで「評価は4」とします。
音質の結果
音質評価(3) |
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これはあくまで「騒音対策をした場合」です。つまり「ヘッドホン+カバーあり」での評価になります。
カラオケ自体はいつものカラオケボックスで聴くような感じですが、問題は「マイク」
カラオケボックスで歌うようにガンガン前にくるような感じでなく「少し控えめ」な印象です。普段カラオケに通いまくってる人には少し物足りないかも…?
一応「マイクの音圧」を上げたり「マイク音量」も上げれますが、思いっきり歌うと割れます。設定は好みですが、私は「音圧小さめ」で「マイク音量も小さめ」に設定してちょうどいいぐらいでした。またヘッドホンも「スイッチ本体に接続しただけ」の評価であり、他のヘッドホンを試したわけではありません。もしかしたらミキサーなどであーだこーだ調整したら理想に近づけるかもしれませんが、今回はデフォルトではどうか?という話です。
歌えないことはないですし、採点もしっかりしてくれるので「練習用」として「評価3」とします。
ちなみに「ヘッドホン+カバーなし」ではどうなるのか?ですが、違和感はさほど感じられませんでした。家にカラオケボックスがやってきた感じ。※テレビのスピーカーではなく別のオーディオ機器での検証です。
ヘッドホン+カバーなしでは近所迷惑にならないようにしましょう♪
歌い心地の結果
歌い心地評価(2) |
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やはりカバーがある分「歌い心地は悪い」です。といってもそれは初めだけ。何度か歌えば「慣れる」でしょうし、なんといっても「近所迷惑を気にせず家で歌える、練習できる」のは大きい。というわけで我慢できる範囲かと。
慣れるまで時間がかかるのと、通常マイクと歌う感覚が違うので「評価は2」とします。
カバーは顔に軽く触れるぐらいで鼻を外に出します。思いっきりふさいでしまうと空気が無くなり歌えたもんじゃありません。
総合評価
総合評価(3) |
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可もなく不可もなく、衝撃的なものはなく「練習用にちょうどいいな」程度かと。何度も言いますがあくまで騒音対策した場合です。自宅に防音設備があったり一戸建てで近所迷惑が気にならない場合は「純粋にカラオケ」として楽しめるものだと思います。
結果からまとめると
・騒音対策するなら「家での練習用」
・騒音対策せずガンガン歌えるなら「カラオケとして楽しめる」
といった感じです。
まとめ
「カラオケJOYSOUND for Nintendo Switch」をするために必要な物は
① ネット環境
② スイッチ本体
③ ニンテンドーアカウント
④ クレジットカードorプリペイドカードorPayPal
⑤ 専用マイク(無線or有線)
⑥ 専用防音マイクカバー※1
⑦ヘッドホン※1
※1 有無は自由。
騒音対策すると「練習用」としては最適で、騒音対策しなければ「純粋なカラオケ」として楽しむことができます。
私の場合、もともと練習用としてほしかったのと、あわよくばカラオケボックスのような爽快感を求めていましたが、後者は「ヘッドホン+カバー」ではイメージと違ったようです。しかしながら正直買ってよかったと思います。
騒音問題で大きな声で歌の練習ができない、カラオケに行く時間がないという私のような方にはぴったりかと♪