ピアノのメジャー・マイナースケールを「爆即で覚える/瞬時に弾く方法」

ピアノには白鍵と黒鍵があります。恐らく誰もが白鍵のみで「ドレミファソラシド」が弾けるでしょう。これをCメジャースケールと呼び黒鍵は使いません。つまり曲のキーが「C」なら白鍵のどこを弾いてもしっくりくるので即興アドリブができるわけです。

 

しかし例えば曲のキーが「D」の場合はそうはいかない。なぜなら黒鍵を使わないといけないからです。

 

っで世の中には様々なキーで作られた曲が山ほどあり、全部で「12キー(白鍵/黒鍵すべて)」存在するわけですが、難しいのはそれぞれのキーで「そのキーに合ったスケール(音階)」を覚えないといけないところ。これがめちゃくちゃ面倒くさい。

 

っと言いたいところですが問題はありません。本記事では「ピアノのメジャー・マイナースケールを爆即で覚える・瞬時に弾く方法」を紹介します。めちゃくちゃ早く覚えられて、それがすぐ弾けるようになりますよ~ということ。

 

ちなみに、メジャー・マイナースケールを覚えておけば曲のキーを探すことができたり、どんなキーでも即興アドリブできるようになるのでとっても便利♪

はじめに覚えておくこと

初めに「スケールって?」や「CやらDやらなんのこっちゃかわからん」という方もいらっしゃると思います。

 

ので、最初に基本となる「メジャースケールについて」簡単に説明しておきます。メジャースケールが理解できればマイナースケールも理解できる流れです。

メジャースケールとは?

メジャースケールとは「ドレミファソラシド」のことで、スケールとは「音階」になります。つまり「メジャーな音を感じられる音階」ということ。

 

はい次に疑問なのは「メジャーな音ってどんな音?」ですよね。簡単に言うと「明るい音階」で音楽用語で長音階と呼ばれます。さらに崩して言うと「明るい音が感じられる音の並び」ということになります。

 

そして本記事ではこの基本となるメジャースケールを「すべてのキー」で弾けるようになってもらいます。

 

ちなみにメジャーの明るさとは反対に「暗い音階」をマイナーといい短音階と呼ばれます。

CやらDって何?

普段聴き慣れた「ドレミファソラシドはイタリア語」「ハニホヘトイロハは日本語」さらに「CDEFGABCは英語」になります。

 

表にするとわかりやすい。

 

イタリア語 ファ
日本語
英語 C D E F G A B

 

表と照らし合わせると「ド=C」「レ=D」というようにただ言い方が違うだけです。

 

以降はCやらDをわかってる前提で解説をしていくので、わからない方はここで覚えておきましょう♪

キーによって黒鍵が含まれる理由

ドレミファソラシドがメジャースケールなのは「キーCの場合のみ」です。

 

つまりキーC以外の「DEFGAB」のキーでメジャースケールを弾くには必ず「黒鍵」を弾くことになります。そして黒鍵を弾く数はそれぞれのキーによってバラバラ。

 

まずは黒鍵が含まれない基本的なキーCのドレミファソラシドを見てみましょう。

 

Cメジャースケールのポジション

白鍵のみの美しい形です。では、なぜ黒鍵が含まれないのか?というと「全全半全全全半」という法則があるからです。はい、「全全半全全全半とは何ぞや?」ってなりますよね。

 

以下の図をご覧ください。

 

メジャースケールの音の距離

これは「隣り合う音の距離」を表した図で「ド」と「レ」の間は黒鍵を挟んでいます。この場合は「全音」離れてることになります。

 

では「ミ」と「ファ」はどうでしょう?黒鍵がありません。この場合は「半音」離れてることになります。

 

つまりメジャースケールのドレミファソラシドはこの「全全半全全全半」の法則が絶対で、この法則は「キーが変わっても同じ」です。キーCの場合この法則に当てはめると「黒鍵を使わなくても白鍵だけで弾ける」というだけなんです。ちなみにマイナースケールは「全半全全半全全」という法則になります。ややこしくなるのでマイナースケールについては一旦置いておきましょう。

 

さて、次にキーがDの場合のドレミファソラシドを見てみましょう。以下の図のような形になります。

 

Dメジャースケールのポジション

キーDの場合「ド」と「ファ」が♯します。

 

ではなぜキーDでは黒鍵が含まれるのかと言うと、先ほど話したように「全全半全全全半」の法則に当てはめるからです。わかりやすく「レ」からスタートして「レミ ファ♯ ソラシ ド♯」と「全全半全全全半」の音の距離になっていることを確認してみてください。

 

他にも例をあげてみます。今度は「キーG」を見てみましょう。

 

Gメジャースケールのポジション

キーGの場合「ファ」が♯します。

 

確認してみると「ソ」からスタートして「ソラシドレミ ファ♯ ソ」と間違いなく「全全半全全全半」になっていることがわかります。

 

というわけでこれがキーによって黒鍵が含まれる理由になるので覚えておきましょう♪

覚えないといけない「メジャースケールのキー」一覧

実際メジャースケールは「どれだけのキーを覚えないといけないのか?」を一覧表にしてみます。

 

覚えないといけない「メジャースケールのキー」
D♭ E♭ F♯ A♭ B♭

 

以上がすべてのメジャースケールのキーです。Cメジャースケール以外は必ず黒鍵が含まれるので「どのキーにどれだけ黒鍵が含まれるのか?」を覚えないといけません。

 

っで気になるのが「簡単な法則はないのか?」ですよね。はいちゃんとあります安心してください。私独自の最も覚えやすいと思った法則を次で解説していきます。

メジャースケール「全キー」を爆即で覚える方法

キーCの場合は♯や♭はつきません。っが他のキーは必ずどこかに「♯や♭」がつきます。これを覚えるのが面倒ください。覚えるのが苦手…という方に各キー別に「♯や♭する音」は何か?を爆即で覚える方法を解説していきます。

 

まずメジャースケール(音階)には「♯がつくキー」と「♭がつくキー」の二つにわかれています。♯がつくキーは基本的に白鍵キー(GやDなど)、♭がつくキーは基本的に黒鍵キー(B♭やE♭など)になります。※一部例外もある。

 

では二つにわけて見ていきましょう。

♯がつくキー

♯がつくキー
キー ♯する音 ♯の数
ファ 1つ
ファ・ド 2つ
ファ・ド・ソ 3つ
ファ・ド・ソ・レ 4つ
ファ・ド・ソ・レ・ラ 5つ
F♯ ファ・ド・ソ・レ・ラ・ミ(ファになる) 6つ
覚えないといけないこと
  • 譜面上では「ファ→ド→ソ→レ→ラ→ミ→シ」の順に♯が追加されていくこと
  • 「G→D→A→E→B→F♯」の順に「♯の数」が増えていくこと

 

譜面上の♯は必ず「ファドソレラミシ」という順番で追加されていきます。そして各キーを見ると「G→D→A→E→B→F♯」の順に♯する音が増えていくのがわかるかと。キーGの場合は「ファ」、キーDの場合は「ファ・ド」、キーAの場合は「ファ・ド・ソ」を♯させましょうということ。

 

これを覚えてほしいんですが「キーGはファ」「キーDはファとド」と覚えるよりも「キー別に♯が何個入るのか?」を覚えた方が早いです。表の一番右「♯の数」をご覧ください。例えばキーEの場合、♯の数が「4つ」とあるので「ファ・ド・ソ・レ」が♯するということになります。なぜなら♯は必ずファドソレラミシという順番で追加されていくため、頭から数えて「ファ・ド・ソ・レ」が♯するわけです。ってことでキーEのメジャースケールを弾けと言われたら「ファ・ド・ソ・レ」を♯させて弾けばいいだけなんです。

 

もし「キー別に♯が何個入るのか?」すら覚えるのが大変…という方に簡単な覚え方があります。そしてここからが爆即で覚えるポイントです。

「キー別に♯が何個入るのか?」を簡単に覚える方法

鍵盤をイメージするとわかりやすいです。

 

G→D→A→E→B→F♯の順番と位置
鍵盤上の番号は「キー」と「♯の数」になります。つまり

 

「番号」=「キー」=「♯の数」ということ。ぶっちゃけこの番号(順番)を覚えるだけで「G D A E B F♯」のメジャースケールを覚えたことになります。

 

番号(順番) キー ♯の数
1つ
2つ
3つ
4つ
5つ
F♯ 6つ

 

例えば「キーA」のメジャースケールを弾きたい時、図の①…②…③番目がAになります。③番目だから♯は3つとわかりますよね。っで♯が3つなら「ファドソレラミシ」の「ファ」「ド」「ソ」が♯することになります。ですから弾くポジションは以下のようになります。

 

Aメジャースケールのポジション

「ファ」と「ド」と「ソ」が♯していることがわかりますね。

 

スマホのピアノアプリでもいいので「ラ シ ド♯ レ ミ ファ♯ ソ♯ ラ」と弾いてみると聴き慣れた「ドレミファソラシド」を感じれると思います。

例題

では問題です。「キーBのメジャースケール」を以下の図から選んでください。

 

Gメジャースケールのポジション
Eメジャースケールのポジション
Bメジャースケールのポジション

 

正解を見る
キーBの場合♯の数は5つ。ファドソレラミシ順に頭から数えていくと…? 正解は「③」

♭がつくキー

♭がつくキー
キー ♭する音 ♭の数
1
B♭ シ・ミ 2
E♭ シ・ミ・ラ 3
A♭ シ・ミ・ラ・レ 4
D♭ シ・ミ・ラ・レ・ソ 5
覚えないといけないこと
  • 譜面上では「シ→ミ→ラ→レ→ソ→ド→ファ」の順に♭が追加されていくこと
  • 「F→B♭→E♭→A♭→D♭」の順に「♭の数」が増えていくこと

 

譜面上の♭は必ず「シミラレソドファ」という順番で追加されていきます。これは先ほどの「ファドソレラミシが反対になっているだけ」なんです。そして各キーを見ると「F→B♭→E♭→A♭→D♭」の順に♭する音が増えていくのがわかるかと。キーFの場合は「シ」、キーB♭の場合は「シ・ミ」、キーE♭の場合は「シ・ミ・ラ」を♭させましょうということ。

 

♭がつくキーも「キー別に♭が何個入るのか?」を覚えておきましょう。例えばキーA♭の場合、♭の数が「4つ」とあるので「シ・ミ・ラ・レ」が♭するということになります。なぜなら♭は必ずシミラレソドファという順番で追加されていくため、頭から数えて「シ・ミ・ラ・レ」が♭するわけです。

 

では「キー別に♭が何個入るのか?」の簡単な覚え方を見てみましょう。

「キー別に♭が何個入るのか?」を簡単に覚える方法

鍵盤をイメージしましょう。

 

F→B♭→E♭→A♭→D♭の順番と位置

鍵盤上の番号は「キー」と「♭の数」になります。つまり

 

「番号」=「キー」=「♭の数」ということ。この番号(順番)を覚えるだけで「F B♭ E♭ A♭ D♭」のメジャースケールを覚えたことになります。

 

番号(順番) キー ♯の数
1つ
B♭ 2つ
E♭ 3つ
A♭ 4つ
D♭ 5つ

 

例えば「キーE♭」のメジャースケールを弾きたい時、図の①…②…③番目がE♭になります。③番目だから♭は3つとわかりますよね。っで♭が3つなら「シミラレソドファ」の「シ」「ミ」「ラ」が♭することになります。ですから弾くポジションは以下のようになります。

 

E♭メジャースケールのポジション

「シ」と「ミ」と「ラ」が♭していることがわかりますね。

 

E♭メジャースケールは「ミ♭ ファ ソ ラ♭ シ♭ ド レ」になるのでドレミファソラシドに聴こえるかどうか確認してみてください。

例題

では問題です。「キーB♭のメジャースケール」を以下の図から選んでください。

 

E♭メジャースケールのポジション
B♭メジャースケールのポジション
A♭メジャースケールのポジション

 

正解を見る
キーB♭の場合♭の数は2つ。シミラレソドファ順に頭から数えていくと…? 正解は「②」

「♯がつくキー」「♭がつくキー」まとめ~一覧表

「♯がつくキー」と「♭がつくキー」を表にまとめます。

 

♯がつくキー
キー ♯する音 ♯の数
ファ 1
ファ・ド 2
ファ・ド・ソ 3
ファ・ド・ソ・レ 4
ファ・ド・ソ・レ・ラ 5
F♯ ファ・ド・ソ・レ・ラ・ミ(ファ) 6
♭がつくキー
キー ♭する音 ♭の数
1
B♭ シ・ミ 2
E♭ シ・ミ・ラ 3
A♭ シ・ミ・ラ・レ 4
D♭ シ・ミ・ラ・レ・ソ 5

 

これが全キーのメジャースケール(音階)になります。

 

とりあえずここまでは最低限覚えておかないと次の「瞬時に弾く方法」で躓いてしまいます。っと言っても上記で解説した覚え方通りにすれば数分でパッと思いつくレベルにはなれると思います♪

メジャースケール「全キー」を瞬時に弾く方法

全キーのメジャースケールがどういう仕組みかわかれば次はそれを「瞬時に弾く方法」です。瞬時に弾くというのは「キー」がわかった瞬間考えることなくサラサラ~っと一通りのスケールが弾けること。ここまで出来て本当に覚えたことになります。

 

Dは「ファ・ド」が♯する、E♭は「シ・ミ・ラ」が♭するなど、パッと思いついたとしても対象の黒鍵を1音1音探していては瞬時に弾くのは難しい。理想は思いついた瞬間から弾ける方がいいでしょう。

 

そこで「黒鍵の形」を覚えて瞬時に弾く方法があります。例えば「キーAは♯が3つ」だから黒鍵はこの形!というような覚え方です。つまり黒鍵の形がわかれば、その部分は白鍵を弾かなければいいだけなんです。

 

さらに「黒鍵の形」は「ある法則性」があるので、その法則性を覚えるだけです。

 

では「♯がつくキー」と「♭がつくキー」では黒鍵の形が違うので二通りの「黒鍵の形と法則性」を見ていきましょう。

♯がつくキーの黒鍵の形と法則性

鍵盤を半分にした分割した図

まず図のように鍵盤を「Aブロック」「Bブロック」に分け黒鍵のみに注目します。

 

つまり「Aブロックは黒鍵が2つ」「Bブロックは黒鍵が3つ」と考えます。

 

♯がつくキーは「G D A E B F♯」ですから全てのスケール(音階)を順番に確認してみましょう。注目してほしいのは「黄色い黒鍵部分」で、どのように♯がついていくのか注意深く見てください。

 

Gメジャースケールの黒鍵のポジション

黒鍵1つ
Dメジャースケールの黒鍵のポジション

黒鍵2つ
Aメジャースケールの黒鍵のポジション

黒鍵3つ
Eメジャースケールの黒鍵のポジション

黒鍵4つ
Bメジャースケールの黒鍵のポジション

黒鍵5つ
F♯メジャースケールの黒鍵のポジション
F♯
黒鍵6つ

 

どのように♯がついていくのか?おわかり頂けましたか?「Bブロック」左端の「ファ」から始まり「Aブロック」左端の「ド」へ、それからはB→Aと交互についていく法則性があります。ただし最後のF♯は「ミ」が♯して「ファ」になるので黒鍵ではありません。

 

わかりやすく♯がついていく順番に番号を振ってみます。

 

鍵盤で♯がついていく順番

 

法則性がわかれば、後は黒鍵を形で覚えるだけです。

  • キーGなら「Bブロック」の左端のみ。
  • キーDなら「Bブロック」の左端と「Aブロック」の左端。
  • キーAなら「Bブロック」の左端二つと「Aブロック」の左端。
  • キーEなら「Bブロック」の左端二つと「Aブロック」両方。
  • キーBなら全ての黒鍵。
  • キーF♯なら全て黒鍵+「ファ」

♭がつくキーの黒鍵の形と法則性

鍵盤を半分にした分割した図

「Aブロック」「Bブロック」に分け黒鍵のみ注目します。

 

「Aブロックは黒鍵が2つ」「Bブロックは黒鍵が3つ」

 

♭がつくキーは「F B♭ E♭ A♭ D♭」ですから全てのスケール(音階)を順番に確認してみましょう。注目するのは「黄色い黒鍵部分」でどのように♭がついていくのか注意深く見てください。

 

Fメジャースケールの黒鍵のポジション

黒鍵1つ
B♭メジャースケールの黒鍵のポジション
B♭
黒鍵2つ
E♭メジャースケールの黒鍵のポジション
E♭
黒鍵3つ
A♭メジャースケールの黒鍵のポジション
A♭
黒鍵4つ
D♭メジャースケールの黒鍵のポジション
D♭
黒鍵5つ

 

どのように♭がついていくのか?おわかり頂けましたか?「Bブロック」右端の「B♭」から始まり「Aブロック」右端の「E♭」へ、それからはB→Aと交互についていく法則性があります。

 

わかりやすく♭がついていく順番に番号を振ってみます。

 

鍵盤で♭がついていく順番

 

法則性がわかれば、後は黒鍵を形で覚えるだけです。

  • キーFなら「Bブロック」の右端のみ。
  • キーB♭なら「Bブロック」の右端と「Aブロック」の右端。
  • キーE♭なら「Bブロック」の右端二つと「Aブロック」の右端。
  • キーA♭なら「Bブロック」の右端二つと「Aブロック」両方。
  • キーD♭なら全ての黒鍵。

メジャースケールが弾けたらマイナースケールも弾ける

メジャースケールである「キーC」や「キーG」の曲があるようにマイナースケールの「キーCm」や「キーGm」の曲もあります。ここまで来たらマイナースケールも覚えておきたい。

(例)マイナーキーの曲
・椎名林檎「本能」キーDm
・DREAMS COME TRUE「やさしいキスをして」キーFm

メジャースケールの次はマイナースケール…うん。頭が痛い…また覚えないといけないのか?っというとそうでもありません!

 

なぜなら「メジャースケールが弾けたらマイナースケールも自動的に弾けるようになっている」からです。

 

ということは「メジャースケールが弾ける=マイナースケールが弾ける=いろんな曲で即興でアドリブできる」ことになります。

いろんな曲とは?
キーがメジャーやナチュラルマイナーのみの曲で、転調したり専門用語になりますがセカンダリドミナントが使われていない曲に限ります。っが一般的なポップスならほとんどメジャーとナチュラルマイナーで対応できます。

メジャーとマイナーは同じスケール?二つの関係性

メジャースケールは「全全半全全全半」という構成音。
マイナースケールは「全半全全半全全」という構成音。

 

わかりやすく「Cメジャースケール」と「Cマイナースケール」のドレミファソラシドで見てみましょう。

 

Cメジャー ファ
Cマイナー ミ♭ ファ ラ♭ シ♭

 

あれ?♭入ってますよね?ってことは同じスケールじゃないってことになります。ではマイナー側のキーを変えて見てみましょう。

 

Cメジャー ファ
Aマイナー ファ

 

なんと♭が一つも入っていません!ということは「Cメジャースケール=Aマイナースケール」ということになります。そしてCメジャーとAマイナーが同じなら、もしかして他も?

 

はいその通り!「メジャースケールはキーの違うマイナースケールと同じになる」ということ。この同じ構成音で出来たメジャースケールとマイナースケールを「平行調」と言います。

 

では他のメジャースケールとマイナースケールの平行調は何か?を見てみましょう。

メジャーとマイナーの平行調(組み合わせ)一覧

全てのメジャースケールとマイナースケールの平行調(組み合わせ)をまとめます。

 

注目するところはメジャーとマイナーの平行調は同じ場所に♯や♭が入っているのをご確認ください。

 

♯や♭する音は赤くしています。
Cメジャー ファ
Aマイナー ファ
Dメジャー ファ♯ ド♯
Bマイナー ド♯ ファ♯
Eメジャー ファ♯ ソ♯ ド♯ レ♯
C♯マイナー ド♯ レ♯ ファ♯ ソ♯
Fメジャー ファ シ♭
Dマイナー ファ シ♭
Gメジャー ファ♯
Eマイナー ファ♯
Aメジャー ド♯ ファ♯ ソ♯
F♯マイナー ファ♯ ソ♯ ド♯
Bメジャー ド♯ レ♯ ファ♯ ソ♯ ラ♯
G♯マイナー ソ♯ ラ♯ ド♯ レ♯ ファ♯
D♭メジャー レ♭ ミ♭ ファ ソ♭ ラ♭ シ♭
B♭マイナー シ♭ レ♭ ミ♭ ファ ソ♭ ラ♭
E♭メジャー ミ♭ ファ ラ♭ シ♭
Cマイナー ミ♭ ファ ラ♭ シ♭
F♯メジャー ファ♯ ソ♯ ラ♯ ド♯ レ♯ ファ
D♯マイナー レ♯ ファ ファ♯ ソ♯ ラ♯ ド♯
A♭メジャー ラ♭ シ♭ レ♭ ミ♭ ファ
Fマイナー ファ ラ♭ シ♭ レ♭ ミ♭
B♭メジャー シ♭ ミ♭ ファ
Gマイナー シ♭ ミ♭ ファ

 

以上がメジャーとマイナーの平行調(組み合わせ)になります。例えば「Dマイナー」のスケールを弾けと言われたら「Fメジャー」のスケールを弾けばいいだけなんです。

マイナースケールの覚え方と弾き方

「どのメジャースケールが、どのマイナースケールと平行調か?」がすぐにわかる方法を解説します。

 

ポイントは「メジャーのルート音」「マイナーのルート音」がどれだけ離れているか?を見ます。

ルート音とは?
そのスケールの始まりの音。Cならド、Amならラという感じ。

例えばGメジャーのルート音はソ、Eマイナーのルート音はミですが、「ソ」と「ミ」は「1音と半音」離れてることがわかります。図をご覧ください。

 

メジャーとマイナーの平行調の解説

 

実はこれ全ての平行調のルート音は「一音と半音」離れているんです。

 

つまり、メジャーのルート音から1音と半音下がれば、平行調のマイナーが何かわかるということ。逆にマイナーのルート音から1音と半音上がれば、平行調のメジャーが何かわかります。

平行調がわかれば即興アドリブできる

キーがEマイナーの曲だった場合、Eマイナーのルート音である「ミ」から1音と半音あげたら「ソ」になるのでGメジャーのスケールを適当に弾くだけで即興アドリブができるという!

 

他のメジャーマイナーも同じように平行調を見つけることができるので覚えておくと便利ですよ♪

曲のキーを探す方法

楽譜やネットで調べなくても「鍵盤のみ」で曲のキーが何かわかるということ。キーが何かわからないときに役立ちます。ただし音痴の場合は不可能なので音感を鍛える必要があります。

 

っといってもよっぽどの音痴じゃなければ大丈夫。「違和感があるかどうか」を聴き分けるだけですから。

 

っで探し方のコツは「消去法」を使います。

 

そして本記事の内容をすべて理解して頂いていたら一瞬です。つまりまー最後のテストみたいなものですね。

鍵盤で曲のキーを探す手順

1音1音ずつ弾いて探っていくのも手間なので手順は「消去法」で探します。

 

以下の手順で何のキーか探してみましょう♪

1白鍵のみを弾く

まずは白鍵で「ドレミファソラシド」を弾いてください。

 

違和感なければ「キーC」もしくは平行調の「キーAm」になります。違和感あれば次の手順に進みましょう。

2黒鍵を弾く

黒鍵を弾く順番は「ファ♯→ド♯→ソ♯→レ♯→ラ♯」

 

「ファ♯」を弾いて違和感あれば「GDAEBF♯と、その平行調のマイナー」は除外されるので③の手順に進みます。(キーGDAEBF♯のスケール(音階)に「ファ♯」は必ず含まれるので除外)

 

違和感なければ下記の手順で該当のキーを探してください。

 

例えばファ♯→ド♯→ソ♯の「ソ♯」で違和感を感じれば「ファ♯」と「ド♯」が入るキーになる。つまり「キーD」もしくは平行調の「Bm」とわかります。

 

このように違和感を感じるまで上記の順に黒鍵を弾いていきます。違和感を感じたら「手前までの♯の数」でキーを判断してください。

 

もし全ての黒鍵に違和感が感じられない場合は黒鍵を全て使うキー「キーF♯(平行調のD♯m)」か「キーB(平行調のG♯m)」か「キーD♭(平行調のB♭m)」に絞られます。

黒鍵を全て弾いても違和感がない場合
・「ミ」を弾きます。違和感がない場合は「キーBもしくは平行調のG♯m」
(理由)F♯とD♭のスケール(音階)に「ミ」は含まれないから。
・「ミ」を弾いて違和感がある場合、キーF♯かD♭に絞られます。ので「シ」を弾きます。違和感がなければ「キーF♯もしくは平行調のD♯m」
(理由)D♭のスケール(音階)に「シ」は含まれないから。
・「シ」を弾いて違和感がある場合は残った「キーD♭もしくは平行調のB♭m」
3「ファ♯」を弾いて違和感がある場合

この場合絞られたのは「F B♭ E♭ A♭と、その平行調のマイナー」です。

 

黒鍵を弾く順番は「シ♭→ミ♭→ラ♭→レ♭」

 

例えばシ♭→ミ♭→ラ♭の「ラ♭」で違和感を感じれば「シ♭」と「ミ♭」が入るキーになる。つまり「キーB♭」もしくは平行調の「Gm」とわかります。

 

同じように違和感を感じるまで上記の順に黒鍵を弾いていきます。違和感を感じたら「手前までの♭の数」でキーを判断してください。

いろんな曲でキーを探す練習をする

曲を聴いて「これがどんなキーの曲か?」を探す練習はスケールについて理解していないと出来ません。ということは曲のキーを探すことが出来るようになればメジャースケールについて理解したことになりますよね。

 

一日一曲でもいいので鍵盤と睨めっこしましょう。あーだこーだ理論を覚えたり考えるのは基礎だけで大丈夫です。なるべく実践的に覚えていってください。

 

ちなみに家に鍵盤がなければスマホのアプリ(鍵盤と音さえ鳴ればいい)でも大丈夫です。♪いつでもどこでも練習できるのでスケールの勉強にはもってこいかと。

まとめ

スケールを覚えるコツは「覚えようとせず理解すること」です。

 

丸暗記するのは大変ですから「法則」や「なぜそうなるのか?」を一つ一つ理解していくことで難しいと思っていたことが解けていくと思います♪

本記事の重要点
  • メジャースケールとはドレミファソラシドの音階であること。
  • メジャースケールは「全全半全全全半」という音の距離で構成されている。
  • マイナースケールは「全半全全半全全」という音の距離で構成されている。
  • 「♯がつくキー」と「♭がつくキー」がある。
  • 「♯がつくキー」はキー「GDAEBF♯」でファドソレラミシ順に♯がついていく。
  • 「♭がつくキー」はキー「F B♭ E♭ A♭ D♭」でシミラレソドファ順に♭がついていく。
  • ♯や♭がつくキーは「黒鍵の形」で覚える。
  • メジャーキーのルート音から1音と半音下がったところが平行調のマイナーキーになる。反対にマイナーキーのルート音から1音と半音上がったところが平行調のメジャーキーになる。
  • キーがわからない曲は鍵盤を使って消去法で探す。

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