ギターケースにはソフトとハード、そして形状や収納量などさまざまですね。安いものから、素材にこだわったものもあります。
ほとんどの人がギターを持ち運ぶと思いますが、ケースは必需品としてギターとセットで買う人も多いかと。
このギターにピッタリのサイズは?持ち運びに便利なのは?収納スペースはあるの?
ということで、この記事では「タイプ別ギターケースの特徴と選び方」を解説していきます。
せっせこ働いて買った大切なギターを守るのはあなたでなく、ケースです!タイプ別におすすめギターケースもいくつかピックアップしてみました♪
目次
ギターケースのタイプ(種類)
エレキ、アコギ両方に言えることですがギターケースの種類は「ソフトケース」「ギグバッグ」「セミハードケース」「ハードケース」だいたいこれぐらいです。
「ソフトケース→ギグバッグ→セミハードケース→ハードケース」この順番で右に行けばいくほどギターを守る強度が強くなり、重さや収納性なども変わってきます。
ではタイプ別の特徴を解説していきます♪
ソフトケースの特徴
とにかく軽量で「サッと持ち運ぶのに便利」です。特に近場に徒歩で移動される場合はソフトケースが無難かと。
また、小物を収納できるスペースもあるのでギター周辺機器を一つにまとめられるのは嬉しいですね♪
価格も安く数千円で購入でき、めちゃくちゃ高いギターでない限りソフトケースで十分だと思います。
ただ、汗水たらして買った大切なギターだからピタイチも傷つけたくない!という人には不向きです。ソフトケースの素材はナイロン製で薄い布でガードしてるだけですから衝撃に弱く何かにぶつけたり落としたりするとギターへのダメージは0ではありません。
特に移動中は何があるかわからないですから、十分お気を付けください。
ギグバッグの特徴
ソフトケースの中に衝撃パットが取り付けられており、ソフトケースとハードケースのちょうど中間ぐらいの特徴と衝撃の強さです。
ある程度の衝撃を吸収でき、尚且つハードケースのように重くなくリュックサックのように背負えるので持ち運びにも優れ、もちろん便利な収納スペースもあるのでシールドや小型のエフェクターなら丸々一つにまとめられます。
ソフトとハードのいいところをゴッソリ抜き出したギグバッグは人気が高く個人的におすすめします♪
セミハードの特徴
ギグバッグ同様ケースの前後面にクッションがあり、ギグバッグとの明確な違いはありません。
セミハードの注目ポイントは、発泡スチロールの成型材を使用しハードケースの中身と同じ素材を使っています。
外部からの衝撃にも強く、内部ではネック下とブリッジ下に保護カバーがついていたりと、デリケートに扱いたいギターを持ち運ぶ場合はセミハードがおすすめ♪
ハードケースの特徴
もっとも衝撃に強くギターを守ってくれるのがハードケース。重量があり場所も取るので使いどころとしては「車での移動」「運搬」「保管」など。
うん十万、うん百万の高級ギターを買うとハードケースも一緒についてきたりしますね。
ハードケースの場合専用ケース(サイズがピッタリフィットするもの)でないと中でガタつき、意味をなさいので選ぶ時はしっかりギターに合ったものを選ぶようにしましょう!
純正じゃないからどうしてもガタつく…という場合は隙間にタオルを詰めるという方法もあります。
各ギターケースのメリット・デメリット早見表
各ケースのメリット・デメリットを見て自分に必要なものを選びましょう♪
種類 | メリット・デメリット |
ソフトケース | メリット ・軽く持ち運びに便利 ・安い ・収納便利 |
デメリット ・衝撃に弱い |
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おすすめ ・3万程度のギター |
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ギグバッグ
セミハードケース |
メリット ・持ち運びに便利 ・収納便利 ・衝撃にある程度強い |
デメリット ・高価なギターだとやや不安 |
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おすすめ ・10万~30万程度のギター |
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ハードケース | メリット ・衝撃に強い ・安心して運搬できる ・長期保管に便利 ・高価なギターでも安心 |
デメリット ・重く持ち運びに不便 ・場所を取る ・フィットするものを選ばないといけない |
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おすすめ ・30万以上のギター |
ギターケースを買う前に確認しておきたいポイント
各ギターケースのタイプと特徴はわかっていただけたでしょうか?次は「最終の確認」です。
購入前に確認しておきたいポイントはこちら
エレキ用かアコギ用か?
エレキとアコギでは大きさが違います。一番はじめに確認するところ。
耐久性はどうか?
どこまで安全に自分のギターを守りたいかで選びましょう。高価なギターで持ち運びが不安ならセミハード以上。あまり気にしないというロックな人ならソフトケースでも十分です。
ギターは持ち運ぶのかどうか?
徒歩なのにハードケースだと持ち運びは大変ですし、逆に家で弾くだけなのにギグバッグやセミハードといった持ち運びに便利なものを選んでも意味がありません。また持ち運ぶ場合は徒歩ならソフトケース、自転車ならギグバッグやセミハード、車ならハードっといった選び方もあり。
ショルダーストラップの数
ハードケース以外はだいたいショルダーストラップがついています。斜めがけの1本よりも2本のほうが背負えるから楽になります。
どれだけ収納できるか?
ギター周辺機器が多い人は収納力で選びましょう。長時間の移動で両手がふさがるとけっこうしんどいです。あれもこれも入る収納に特化したケースを選ぶのもいいかもしれませんね♪
おすすめ「タイプ別ギターケース」エレキ編
エレキギターのソフト、ギグバッグ、セミハード、ハードケースをタイプ別に見ていきましょう。
エレキのソフトケース
ARIA SC-50
fa-thumbs-o-up抑えておきたいポイント!!
ギター初心者セットなどについてくるシンプルなソフトケースです。ナイロン製でショルダーストラップは1本、手持ちでも運べます。
薄い布一枚なので落としたりぶつけたりするとダメージは避けられませんが、部屋置きギターのカバー用や、近くのスタジオまでの持ち運び用など一つあれば何かと使いどころはあります。
また、ポケットは一ヶ所のみで楽譜やチューナーの収納スペースとなっています。小さなポケットはないので、ピックなどの小物は専用のケースに入れて収納するほうがいいでしょう。
価格は他のギターケースに比べ断トツに安いです♪
耐久性 |
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運びやすさ |
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収納性 |
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軽量性 |
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エレキのギグバッグケース
AriaProII AGC-EG
fa-thumbs-o-up抑えておきたいポイント!!
ソフトケースよりも丈夫で両肩に背負えるから持ち運びに便利です♪
外は強固、中はフワフワのクッション性に優れた厚さ2㎝ほどのパットにギターを固定するマジックテープもついていて強い衝撃に耐えられるようになっています。
また収納力が高く、あらゆる小物をまとめられる点も評価できます。
安心して持ち運びできる耐久性があり、且つハードよりも軽量となると、ギグバッグかセミハードあたりが無難でしょう。
色はブラック、ブルー、レッドと選べる3色。
耐久性 |
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運びやすさ |
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収納性 |
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軽量性 |
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エレキのセミハードケース
KC SHE-120
fa-thumbs-o-up抑えておきたいポイント!!
持ち運び用で衝撃にも強いケースでは最強のセミハードタイプ。
脱着可能ネックサポートでギターへの負担を軽減し、内側のヘッド、ブリッジ部に保護カバーも装備しています。耐久性だけならハードの次に安心でき、両肩で背負えるタイプなので持ち運びもできるオールラウンダー。
またストラップを使わない場合はスタイリッシュに収納できるスペースがあり背負うときだけ取り出すこともできます。
収納ポケットは上下に取り付けられていて、大きいマルチエフェクターやシールド類は下へ、小物類は上へ収納できるのも便利♪
色はブラック、グリーン、ブルー、ワインレッドと選べる4色。
耐久性 |
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運びやすさ |
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収納性 |
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軽量性 |
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エレキのハードケース
KC EG-120
fa-thumbs-o-up抑えておきたいポイント!!
高級感あるレザー仕上げで衝撃に最も強く大切なギターをゴリゴリガードしてくれるハードケース。
このケースは「ストラト・テレキャス」に対応していますが、他にも「レスポールタイプ」「ES335タイプ」「SGタイプ」「ジャズマスター・ジャガータイプ」「ストラト・テレキャス(シェイプ型)「フライングVタイプ」などギターのサイズ別にタイプを選ぶこともできます。
また外部は木製で内装はボア生地(冬物コートや裏地、ぬいぐるみなどに使われていることが多い生地)を採用し、外からも内からもギターを守り、おまけに鍵付きなので盗難防止にもなる。ただし丸ごとパクられたらどうしようもない。保管には気をつけよう!
ちなみに小物を収納できるスペースはありますが、収納性は低く、ハードケースはあくまでギターを完全ガードするものだと思ってください。
数十万、数百万するような貴重なギターならハードケースは必需品ですが、徒歩や自転車での持ち運びは不便です。保管用や運搬用、または車での移動ならハードケースをおすすめします♪
耐久性 |
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運びやすさ |
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収納性 |
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軽量性 |
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おすすめ「タイプ別ギターケース」アコギ編
アコースティックギターのソフト、セミハード、ハードのケースをタイプ別に見ていきましょう。
アコギのソフトケース
Macks.i MIGC-07
fa-thumbs-o-up抑えておきたいポイント!!
デザインがスタイリッシュなアコギ用ソフトケース。
両肩で背負えるため持ち運びの負担はかなり軽減されます。軽量で丈夫な取ってもついているから手で持って運ぶこともできます。
また内部にはマジックテープが付いていてギターを固定できるのでソフトケースでも安心できる仕様。
吸収性はセミハード、ハードタイプに比べ不安ではありますが近場での持ち運び用として使うのに便利でしょう♪もちろん収納ポケットもついているので楽譜やチューナーも一緒に持ち運べます♪
色はオレンジ、グリーン、グレーと選べる3色。
耐久性 |
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運びやすさ |
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収納性 |
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軽量性 |
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アコギのギグバッグケース
MONO M80-AC
fa-thumbs-o-up抑えておきたいポイント!!
極めて高い強度があるにも関わらず重量はとても軽いMONOのギグバッグ。プロミュージシャンの使用に耐えられる設計で、一気に評価を高めている。
ヘッド部がケース内部に触れないようになっていて、外部からの衝撃を守りネック破損を防いでくれます。
また、ケース上部には隠しポケットがあり、細かいギター用具はそこへ収納。A4の楽譜やファイル、シールドなどは下の大きいポケットへ。
ギターサイズは一般的なフォークタイプ(OOO, OM)かクラシックギター用として使用できます。
アコースティックギターのサイズやタイプを詳しく知りたい方はこちらの記事をご参考ください。
耐久性 |
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運びやすさ |
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収納性 |
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軽量性 |
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アコギのセミハードケース
RAISIN KHG-003
fa-thumbs-o-up抑えておきたいポイント!!
アコギのドレッドノート用セミハードケースです。
セミハードケースなのに2.2kgという軽量で付属のストラップ×2を使えば「リュック」「肩掛け」「手提げ」「横掛け」の4種類の持ち運びが可能。
ハードケースは重い!ソフトケースでは不安…という方にちょうどいい強度と軽さで値段もお手頃価格♪
また収納ポケットは一つですが、大型の収納ポケットで譜面やシールド類が入ります。
こちらはアコギ用ですが種類は「エレキギター用」「クラシックギター用」「ベースギター用」もあります。
耐久性 |
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運びやすさ |
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収納性 |
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軽量性 |
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アコギのハードケース
KC W-120
fa-thumbs-o-up抑えておきたいポイント!!
アコギのドレッドノート/ウェスタンタイプ対応のハードケースです。
ブラックレザー、ミシン縫い、クローム金具を使用し他にも同種で「J-200タイプ」「J-45タイプ」「OOO(フォークタイプ)」「ニューヨーカータイプ」などギターのサイズ別にタイプを選ぶこともできます。
ヘッド部は長さにゆとりをもたせた設計で12弦ギターにも対応しています。
またネック下部分には収納スペースがありチューナーやカポといった小物が収納できます。
持ち運びに不便さはありますが、大切なギターを確実に守りたい人にはおすすめです♪
このタイプのカラーはブラックとブラウンの2種類から選べます。
耐久性 |
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運びやすさ |
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収納性 |
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軽量性 |
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タイプ別ギターケース早見表「エレキ・アコギ」~まとめ
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