ギターもアンプも本来の実力を発揮させるには「相性のいい組み合わせ」です。
本記事ではエレキギターを代表する「ストラトキャスター」「テレキャスター」「レスポール」と相性のいいアンプメーカーをピックアップしてみました。
アンプ選びは所持するギターとの相性も考えて選ぶようにしましょう♪
目次
エレキギターの種類(タイプ)と特徴
ギターの種類と、その特徴を見ていきます。ここで紹介するのは
- ストラトキャスタータイプ
- テレキャスタータイプ
- レスポールタイプ
エレキギターを代表する以上3種類の特徴を見ていきましょう。
ストラトキャスタータイプの特徴
エレキギターと言えばストラト!と言える代表的なタイプです。
ジャキジャキした歯切れのいいサウンドで高音がカラっとした抜けのいいサウンドが特徴的で、ポップス、ロック、ジャズ、フュージョンなど様々な音楽ジャンルに対応できるのもこのタイプ。
また、ダブルカッタウェイでハイポジション(高音域)での演奏性に優れ、バックカット(脇に当たる部分)が施され身体へのフィット感も安定しています。
そして、トレモロユニット(アーム)をブリッジ部に装着することで音程にビブラートをかけることもできる。
ストラトキャスターはFENDER社が1954年から発売している人気ギターで「万能・ジャンルレス」とも呼ばれています。
海外 |
日本 |
ジミ・ヘンドリックス
エリック・クラプトン ジェフ・ベック リッチー・ブラックモアなど |
森園勝敏
トモ藤田 鈴木茂 春畑道哉など |
テレキャスタータイプの特徴
エレキギターの歴史で最も古くFENDER社が1949年に発売。
全体的にレスポンスが早くアタック感とシャキンとした金属的な響きで済んだ高音が特徴的。
形状が似ているストラトキャスターと比べハイポジションでの演奏性と身体へのフィット感は劣りますが、音のたちまわりがよくクリーンなアルペジオやキレのいいカッティング演奏に向いています。
ちなみに日本ではギターボーカルならテレキャスと定着がある。
海外 | 日本 |
ジェームズ・バートン
ジミー・ペイジ ジョー・ストラマー キース・リチャーズなど |
布袋寅泰
アベフトシ 菊地英昭 トータス松本など |
レスポールタイプの特徴
1952年にGIBSON社から発売されたのがレスポール。
ストラトキャスター同様数多くのギタリストに愛用され現在でもその人気は衰えてません。
レスポールの最大の特徴はハムバッカーピックアップによる「ノイズに強く太いサウンド」であること。大音量、そして派手なサウンドを得意としロックギタリスト向けのギターになります。
ただし重量があるので、女性や子供だと扱いが難しくなるのと、ボディ形状からハイポジションでの演奏が難しいのも特徴。
それでも迫力のある演奏がしたい方にはおすすめかと。
海外 | 日本 |
エリック・クラプトン
ピーター・グリーン マイク・ブルームフィールド ミック・テイラー |
松本孝弘
奥田民生 斉藤和義 Ken Yokoyama |
メーカ別ギターアンプの特徴
ギターアンプにも様々な種類があり「自宅用」「スタジオ用」「ライブ用」など、サイズや性能の違いもありますが、ここでは「メーカー別にどのような特徴があるのか?」という部分を見ていきます。
ギターアンプで有名なメーカーは以下の3メーカー
- FENDER(フェンダー)
- MARSHALL(マーシャル)
- VOX(ボックス)
FENDER(フェンダー)の特徴
煌びやか・明るいクリーントーンで弾きたい人におすすめです。
FENDERアンプはクリーンがとにかく美しい!ギターそのもののサウンドを素直(ストレート)に表現するのに適したアンプで、だいたいのスタジオに置いてあるのもこのアンプ。それほど有名で実力のあるアンプと言えます。
FENDERアンプは数々の名機を世に送り出し、世界中のギタリストに今も愛され続けています。
MARSHALL(マーシャル)の特徴
ドンシャリでハードロック系を弾きたい人におすすめです。
プロからアマまで幅広く愛用されている定番アンプで、低音はドン、高音はシャリという荒々しい歪が特徴的。
またMARSHALLアンプは「大きな音を出さないといい音が出ない」というも特徴で、フルテンで鳴らした際のMARSHALLアンプはエフェクターなしでも完成度の高いサウンドを感じることができます。
VOX(ボックス)の特徴
粘り気のあるヴィンテージサウンドを弾きたい人におすすめです。
暖かみと粘りあるヴィンテージサウンドが特徴的で、中音域に強く、歪みは太くて暖かい。
見た目もアンティークでクラシカルな深い味わいがあり、あのビートルズもVOXアンプを愛用していました。
「ギター/アンプ」相性のいい組み合わせ
以下の「ギタータイプ」と「アンプーメーカー」で相性のいい組み合わせは何か?を見ていきます。
ギタータイプ | ストラトキャスター |
テレキャスター | |
レスポール | |
アンプメーカー | FENDER(フェンダー) |
MARSHALL(マーシャル) | |
VOX(ボックス) |
ストラトキャスター+FENDERアンプは相性がいい
fa-thumbs-o-up抑えておきたいポイント
ジャキジャキした歯切れのいい鋭いストラトのクリーントーンを活かすならFENDERアンプがおすすめ。ストラトとFENDERアンプは最も王道なスタイルとして有名です。
クリーンといってもメーカー別に特徴があり、FENDERは繊細、MARSHALLは太い、VOXはその中間というイメージです。
思いっきり歪ませたいなら「ストラト+MARSHALLアンプ」
軽いクランチやオーバードライブでソロを弾きたいなら「ストラト+フェンダーアンプ」
ストラトキャスターにおすすめ「FENDERアンプ」
初心者用
中級~上級者用
テレキャスター+VOXアンプは相性がいい
fa-thumbs-o-up抑えておきたいポイント
テレキャスの「原点の良さ」を出してくれるのがVOXアンプ。
歪みなしで気持ちよく弾けるアンプでスッキリした素直なサウンド。特に耳に痛い帯域を避けた中域チューニングがガツンときます。
またVOXアンプはコストパフォーマンスがよく初心者でも比較的入手しやすく、歪ませない自宅練習用としても活躍してくれます。アンプをグレードアップするまでの相棒はVOXアンプが無難でしょう。
部屋で鳴らしたいなら「テレキャス+VOXアンプ」
ライブで使用したいなら「テレキャス+FENDERアンプ(ツインリバーブ)」
テレキャスターにおすすめ「VOXアンプ」
初心者用
中級~上級者用
レスポール+MARSHALLアンプは相性がいい
fa-thumbs-o-up抑えておきたいポイント
世界的にもド定番となるのがレスポールとMARSHALLアンプの組み合わせ。
レスポールは太く、丸く、そして暖かみのあるサウンドでMARSHALLアンプと合わせると歪が増幅されハードロック系サウンドに。
またMARASHALLアンプは爆音で鳴らした時に本来の力を発揮しますが、大音量で派手なサウンドを得意とするレスポールとは相性がよく、特にハムバッカーピックアップはノイズに強くレスポールとMARASAHLLは王道の組み合わせになります。
ドンシャリで荒々しい歪みが好きなら「レスポール+MARSHALLアンプ」
独特な粘りを感じたいなら「レスポール+VOXアンプ」
レスポールにおすすめ「MARSHALLアンプ」
初心者用
中級~上級者用
「ギター/アンプ」相性早見表~まとめ
ストラトキャスター |
FENDER |
テレキャスター |
VOX |
レスポール |
MARSHALL |
ギターとアンプの組み合わせは洋服のコーデのようなものです。必ずしも上記の組み合わせでないといけないわけではありません。
いろんなパターンを試してみて自分好みの音を見つけてみましょう!