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クラシック専用のヘッドホン選び方・特徴「おすすめ5選」オープン型・クローズド型

ヘッドホンといっても種類は豊富です。

 

聴きたい音楽によって最適なヘッドホンを選ばないと、その音楽の100%を楽しむことはできません。どうせ聴くなら"最もいい音質"がいいに決まっています♪

 

そこで本記事ではクラシックをメインに聴きたい人向けに「クラシック専用ヘッドホン」をいくつかピックアップしてみました。

 

クラシックとは何か?クラシックに最適なヘッドホンの選び方は?おすすめは何か?解説していきます。

クラシックとは何か?

クラシック音楽を演奏するホール

そういえばクラシックってどっからがクラシックなのかよくわからない。

 

というわけでクラシックとは何か簡単に説明しておきます。

クラシックというものに定義はない

これがクラシックだ!というものはなくイメージの世界になります。

 

敷いていうなら「18世紀~20世紀初頭あたりに作られた西洋音楽」と言えばフワ~とわかるでしょう。それぐらいの認識で大丈夫です。

クラシックという言葉はいつできたのか?

「クラシック音楽」という音楽用語はありませんが、クラシックという言葉は「古典や一級品(一般的)」という意味で古典は古くから残ってきたもの、一級品は現代の音楽であってもいずれは過去となるためクラシックの仲間入りとなります。

 

昔の音楽は"使い捨てるもの"とされていて、常に最新の音楽のみでしたが「過去の音楽も演奏価値がある」ということで出来たのが「クラシック音楽」になります。これは最新のものと過去のもの(クラシック)をわけるため。

トランペットやバイオリンなどの管楽器が多い

真ん中に指揮者がいて、その周りを囲むようにトランペット奏者やバイオリン奏者がいますよね。クラシックといえばそんなイメージで大丈夫。

 

音に広がりがある楽器(管楽器)を使って演奏するのが特徴的です。

作曲者が注目される

誰が歌ったり演奏してるかよりも「誰が作ったか」に注目されるのがクラシック。

 

例えばベートーベンやモーツァルトって曲よりも人物名の方が浮き上がってきます。

クラシック専用ヘッドホンの選び方

たくさんの人がクラシック音楽を聴いている

クラシック音楽は「表現力」「音の広がり」を楽しむもの。

 

クラシック専用ヘッドホンは、まるで自分がコンサートホールにいるかのような聴き心地あるものを選ぶべきです。

 

ここではクラシックに「適切なヘッドホン」「不適切なヘッドホン」の両方を見ておきましょう。

クラシックに適切なヘッドホン

低音・高音バランスがいいもの

クラシック音楽の特徴はいろんな楽器が重なり合い、それらが一つのハーモニーとなり音の広がりを感じます。

 

ですから、一つ一つの音の違いを聞き分けられる表現力豊かなヘッドホンを選ぶのが無難。

 

重低音向けにバランス調整されているものより「低音・高音のバランスがいいもの」を選んだほうがよりクラシック音楽を楽しむことができます。

ハイレゾ対応のもの(40kHz以上)

ハイレゾとはCDに入りきらなかった「音情報」をもっています。例えばアーティストの息づかいであったり、ライブの空気感など、音の太さや細かさ、表現力っとあらゆる要素が段違いになります。

 

特にクラシック音楽は高音部がどのように出るか?が重要で、40kHzを超えるほどの広い周波数ならコンサートホールで聴いているような効果を得ることができます。

ヘッドホンがオープン型(開放)

オープン型ヘッドホン

オープン型(開放)はヘッドホンの外側がメッシュ構造となり空気の出入りが自由になる分クローズド型(密閉)に比べクラシックに必要なクリアな音質になります。

 

音の広がりをよりリアルに感じるために作られたヘッドホンですが欠点は外に音が漏れやすく、また外からの音も入ってくるので屋外では使用できない点。

 

また、圧迫感がない分長時間使用しても疲れることはありません。

クラシックに不適切なヘッドホン

低音に重視したもの

最近は現代音楽に合わせて重低音重視のヘッドホンが多く販売されています。ドンドンと胸に響くあれ。

 

クラシックの場合、音の広がり、表現力が求められるため低音が強すぎると音がぶつかり合い、それが音の劣化となります。

 

よって低音重視なヘッドホンは不向きです。

ヘッドホンがクローズド型(密閉)

クローズド型ヘッドホン

クローズド型(密閉)はヘッドホンの外側が完全に閉じられていて遮音性が高い分、音がこもってしまい音の広がりが必要なクラシック音楽には不向きです。

 

またロック系などの重低音向けに作られたヘッドで屋外でも聴くことはできますが、長時間使用すると疲れてしまうというデメリットもあります。

クラシック専用ヘッドホンおすすめ5選

クラシックを最もいい音質で聴くためのヘッドホンは「低音・高音バランスがいいもの」「ハイレゾ対応のもの(40khz以上)」「オープン型」であること。

 

しかし屋外でもクラシックを楽しみたい人は「クローズド型」でもクラシックに適したヘッドホンもあります。

 

クラシックとはかけ離れた間違ったヘッドホンを選んでしまわないようここでいくつかピックアップしてみます。ご参考ください。

【オープン型】ゼンハイザー ヘッドホン HD700

【出典元・amazon.co.jp】

抑えておきたいポイント

ドイツの老舗ブランドであるゼンハイザーのオープンヘッドホン。ゼンハイザーは世界で初めてオープン型ヘッドホンを開発した歴史ある世界的ブランドで「ありのままのサウンドを再生する」をテーマにしています。

 

HD700サウンドは、低音、中音、高音がしっかり分離されていて細かい音の聞き分けができ、特に高音部はゼンハイザーらしい澄んだ音抜けの良さと、高い再現能力で生楽器との相性もよくクラシックやジャズを得意としています。

 

ハイエンドモデルだと予算が…といった方でも比較的入手しやすい価格帯で上位機種であるHD800よりも軽量でコンパクト、そして「音場の広さ」もしっかり継承しているモデルになります。※フラッグシップHD800とロングセラーHD650の間に位置する。

 

またイヤーパッドに厚みがあり使用中の耳疲れを軽減してくれます。

【オープン型】ゼンハイザー ヘッドホン HD700

クラシック音楽に必要な音場の広さ、低音~高音まで細かい音も聞き分けられる表現力を持つゼンハイザー中堅オープン型ヘッドホン。

【オープン型】ゼンハイザー ヘッドホン HD800

HD700の上位機種。

【オープン型】ゼンハイザー ヘッドホン HD650

HD800が登場するまでのフラッグモデルとして君臨したヘッドホン。

【オープン型】ゼンハイザー ヘッドホン HD660 S

【出典元・amazon.co.jp】

抑えておきたいポイント

ゼンハイザーHD650の後継機種として2017年に登場したのがこちらのモデル。

 

低音はタイトに、高音はマイルド、自然な臨場感を体験することができます。

 

細かい音と臨場感を足して2で割ったようなサウンドっでポップ、ロックは明るいテンポ、クラシックは繊細なサウンドという万能型ヘッドホンです。

 

ジャンルを問わずあらゆる音楽に対応できるのでクラシック以外も聴くという人にはおすすめ。

【オープン型】ゼンハイザー ヘッドホン HD660 S

HD650の後継者。自然な臨場感が体験できるジャンルを問わない万能ヘッドホン。

【オープン型】audio-technica ヘッドホン ATH-AD2000X

【出典元・amazon.co.jp】

抑えておきたいポイント

オーディオテクニカADシリーズのフラッグシップモデルでフラットサウンドが特徴的。

 

クラシックヘッドホンで大事なのは音がこもりにくくヌケがいいこと。
透明感、繊細性、そして音場が広く臨場感が求められます。つまりコンサートホールやライブ会場を再現してくれるものがベスト。

 

このヘッドホンはそんなクラシックに求められる課題を乗り越えたモデルで、低音高音共にバランスよく、特にピアノ音や弦音を気持ちよく鳴らしてくれます。

 

クラシックのみならず他ジャンルもそつなく鳴らしてくれるのでオールラウンダーヘッドホンとしても使用できる。

 

また装着感は長時間使用しても疲れないフィット感とクラシック音楽を楽しむ上で必要な「心地よさ」があります。

【オープン型】audio-technica ヘッドホン ATH-AD2000X

フラットサウンドで全体的にバランスがよく、クラシック以外のジャンルにも対応できるオーディオテクニカのオープン型ヘッドホン。

【クローズド型】JVC HA-SW02 CLASS-S WOOD HA-SW02

【出典元・amazon.co.jp】

抑えておきたいポイント

クラシック音楽に必要な繊細で自然な音質を奏でてくれる高級感ある木製タイプの密閉型ヘッドホンです。

 

このヘッドホンの面白いポイントはヘッドホンの振動板を木製にすることで「楽器と同じ」響きを表現するところ。サウンドに透明感があり、ゆっくりとメロディーが流れるイメージで、特にピアノの音に豊かな表現力が感じられます。

 

またケーブルが着脱式(取り付けたり取り外したりできる)となっているので断線の心配もありませんし、密閉型なので外でも問題なく使用できます。

【クローズド型】JVC HA-SW02 CLASS-S WOOD HA-SW02

木製の豊かな響きでピアノの音を得意とし透明感あるサウンドが特徴的。またハイレゾ対応でより自然なクラシック音楽を楽しむことができる。

【クローズド型】Bose QuietComfort 35 wireless headphones II

【出典元・amazon.co.jp】

抑えておきたいポイント

どんな音量でもバランスのとれたサウンドっとなればBOSEのヘッドホン。BOSEのハイクオリティなバランスのいいクリア音質はクラシック音楽向けに最適です。

 

このヘッドホンは音声アシスタントを搭載し音楽再生、調べもの、スケジュール管理などを音声で操作することができます。

 

他にも3段階調整のノイズキャンセリング機能を搭載し、空港や図書館など場所に合わせてコントロールできるので、音楽に集中することができます。※自動車のエンジン音や生活音などを除去してくれますが、人の話し声(アナウンス)などは安全面を考えてあえて聞き取りやすくなっています。

【クローズド型】Bose QuietComfort 35 wireless headphones II

シンプルにノイズのないクリアな音質でクラシック音楽を楽しみたい人向け。3段階のノイズキャンセリング機能で場所を選ばない。

クラシック専用ヘッドホン早見表~まとめ

オープン型(開放)
商品名 特徴

HD700
高音部はゼンハイザーらしい澄んだ音抜けの良さがあり生楽器との相性がいい。

 

またイヤーパッドに厚みがあり耳疲れを軽減してくれる。


HD660 S
低音はタイトに高音はマイルドな自然な臨場感が味わえる。

 

ポップ、ロックは明るいテンポでクラシックは繊細なサウンド。ジャンルを問わない万能型ヘッドホンと呼べる。


ATH-AD2000X
音がこもりにくく抜けがいい。透明感、繊細性、音場の広さでコンサートホールやライブ会場にいるようなサウンドが楽しめる。

 

低音高音共にバランスよく、特にピアノ音や弦音を得意とする。

クローズド型(密閉)
商品名 特徴

HA-SW02
クラシック音楽らしい繊細で自然な音質を奏でてくれる木製タイプのヘッドホン。

 

振動板を木製にすることで楽器と同じ響きを再現。ピアノの音に豊かな表現力をもっている。


QuietComfort 35 II
低音から高音までバランスの良さで王道なのはBOSEサウンド。ノイズのないクリアな音質でクラシック音楽を楽しみたい人向け。

 

また3段階の優れたノイズキャンセル機能を搭載し、場所を選ばずクラシック音楽を楽しむことができる。

 

クラシック音楽を聴くためのヘッドホンに必要最低限求めるものは「一つ一つの音を聞き分けられるバランスの良さ」「生楽器を得意としているもの」このあたりでしょう。ハイレゾ対応音楽ならより臨場感あるクラシックを楽しむことができます。

 

本記事で紹介したのは「クラシック音楽向けのヘッドホン」です。高いお金を出して買ったものの、それがクラシック音楽に向いていなければ意味がありません。少しでもご参考になれば嬉しいです。

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