防水ポータブルスピーカーは本当に水没させても壊れないのか?音質は変わるのか?というのを検証してみました。
今回使用するスピーカーは「Anker SoundCore Sport」
こちらのスピーカーの防水規格は「IPX7」という防水規格の中でも高レベルな保護能力で、誤って水の中に落してしまっても壊れないという優れもの。
お風呂で使用するスピーカーとして、この記事でも紹介しています。
っとは言ってみたものの、はたして本当に壊れないのか?購入者の方は不安でいっぱいでしょう。
というわけで、実際水に沈めて検証してみることに。
目次
IPX7防水規格とは?
オーディオ機器などの防水規格について簡単に話しておきます。
この製品の防水規格は「IPX7」という保護等級になります。
これは「一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても内部に浸水しない」と定められていて、「IP」というのはIES(国際電気標準会議)が定める防水・防塵の保護規格のことで、「X」は防塵の試験をしていないという意味、「7」が防水等級になります。
スピーカーやイヤホンなど防水の機器には「IPX~」と書かれていますが、以下の表が保護程度です。
Anker SoundCore Sportの使い方
簡単な使い方と付属品を見ていきましょう。
付属品
付属品は「本体」「ストラップ」「充電用ケーブル」「説明書※箱の中にあります」
商品パッケージの寸法「約85 x 85 x 45mm / 約230g」
連続再生時間「約10時間」
防水規格「IPX7」
表面と裏面
大きさは男性の手のひらサイズ(女性ならちょっとはみ出すぐらい)で表面は3Wのドライバーオーディオと裏面はパッシブ型サブウーファーとなっています。
スピーカー内部にアンプ回路が内蔵されていないスピーカーのこと。スピーカーとアンプが分裂している。
その他の詳細
ボタンは左から「ボリュームプラス」「ボリュームマイナス」「Bluetooth/着信応答ボタン」「電源ボタン」
またマイクが内蔵されているのでハンズフリーで通話ができます♪
ちなみに電源ボタンは長押し不要で、すぐに起動できますが、少し力がいります。電源を入れるときだけなのでデメリットは感じられないかと。
こちらが「AUX IN」と「USB」端子の開閉部になります。Bluetooth機能がないデバイスでも有線で繋ぐことができます。
開けるのに爪がないと苦労するぐらい頑丈に閉じられていて、パッキンも二層構造となっているため防水対策はバッチリです♪
「AUX IN」と「USB」端子の内部は水に濡らさないよう注意してください。お風呂や水に濡れてしまいそうな場所では必ず蓋をするように。
ボタンのすぐ横にストラップをつけるところがあります。
少し通りにくく爪楊枝であれこれやってたら5分ぐらいかかりました(笑)
紐が通ったら以下のように装着してください。
電源オン
電源ボタンをオンにすると本体左上が青く光ると共に起動音が鳴ります。
起動してすぐ点滅状態になりますが、これはBluetooth接続待ちです。スマホのBluetoothボタンを押せば簡単に接続でき、あとは聴きたい音楽をレコーダー側で操作するだけでOK♪
AUX IN端子があるので直接レコーダーから出力させることも可能。
充電
電池切れが近づくと再生中でもピピっとアラームがなり「青、紫」と交互に点滅、その後も普通に再生できますが、アラームの波がだんだん短くなっていきて、少々ストレスを感じるかもしれません。
充電端子はAndroidの充電端子と同じで、付属されてる充電ケーブルを使わなくてもスマホと同じように簡単に充電できます。(Galaxy S7 edgeで確認済み、iphoneの充電端子では不可)
Anker SoundCore Sportを水に沈めてみた結果
開封して電源オン、すぐさま水に沈める(笑)
っが、沈まない。
沈めても浮力があるので「浮いてくる!」
無理やり沈めても浮いてくる…
では、水浸しになり壊れたか?というと「めちゃくちゃ元気」
シャワーをかけようが、沈めようが普通に使用できます。タオルで水を拭きとれば音質の変化も特にありませんでした(さすがに水の中では聴けたものじゃない)
というわけで結果は
・水に沈まない(浮力がある)
・シャワーをかけても、水没させても壊れない。
・音質に変化はない(ただし水の中では低質)
でした。
ただここで注意点が一つ。「IPX7」という保護程度は、あくまで誤って水没させてしまっても壊れないということです。長時間水没させたままだと壊れる可能性もあるのでお気を付けください。
普通にお風呂で使用するだけなら問題はありませんよ♪
音質はどうか?
そもそもの音質はどうか?という部分をレビューします。感想は以下の通り
・低音が弱い。
・低音が弱い代わりに中高音が綺麗で価格以上の音質はある。
・ボリュームは部屋やお風呂で聴くだけなら十分過ぎるほど(外でもサイクリングや小規模なバーベキュー、キャンプでは十分)
という感じです。
低音が弱く、吊るして使用すると響きがなく軽い音質になってしまいます。改善策は裏面のサブウーファーを壁側に向けて立たせると音に厚みが出ていい感じになりました♪
お風呂場だとよく響くので吊るして使用しても響きますが、サブウーファーを壁側に向けたほうが迫力ある音質で聴くことができます。
ちなみに低音が弱いと書きましたが、パワーと迫力はコンパクトながら十分あると思います。私の場合重低音が好きなので、そう感じたまでですが、これは好みの問題になるかと。けっして薄っぺらい音というわけではないのでご参考程度に。
Anker SoundCore Sportのまとめ・評価
Anker SoundCore Sportと同じ防水規格のスピーカー紹介
IPX7の一段階上のランク「IPX8規格」のスピーカー。継続的に水没しても内部に浸水しない規格で水の中に浸けっぱなしでも問題なし。また4色に光るLEDライトとクリップも装備。最大12時間再生可能。